プロパンガスの「基本料金」とは?
基本料金は、ガスを使わなくても毎月必ず発生する固定費。
ガスボンベやメーターが設置されているだけで下記コストをまかないます。
内訳 | 具体例(代表的なもの) |
---|---|
設備リース・減価償却費 | メーター・調整器・ホース・ガスボンベなど |
保安・点検費用 | 定期点検/24時間監視・緊急出動体制 |
供給維持コスト(配送・在庫管理など) | ボンベ交換にかかる人件費・車両費 |
事務手数料 | 検針・請求書発行・集金システム維持 |
料金体系による位置づけの違い
体系 | 基本料金 | 従量単価 | その他費用 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
二部料金制 | 〇 | 〇 | ― | 戸建てや小規模集合住宅で一般的 |
三部料金制 | 〇 | 〇 | 設備料金 | 設備リース代を明示するパターン |
最低責任使用料金制 | ―(実質ゼロ) | 〇(高め) | ― | 基本料金を従量単価に上乗せし「○㎥まで定額」に見せるケース |
契約書を確認し、「設備料金」「原料費調整単価」が隠れていないか要チェック。
不透明なまま高止まりしている場合は、見積もり比較・乗り換えで月数百〜千円下がることも珍しくありません。
適正価格セルフチェック
- 検針票の基本料金欄が 2,000 円超 → 高い可能性
- 「○○県 基本料金 平均」を検索 → 平均 +300円超なら見積もり取得
- 二部/三部料金制か確認し、設備料金は合算で比較
- 原料費調整単価(スライド制)も要チェック
1.平均・適正価格 かんたん診断シミュレーター
この診断ツールでは、使用量・請求額・都道府県を入力するだけで、以下の3点を約3秒で算出します。
※例:10m³換算で関東4,950円、東北5,720円
2. 賃貸でも安心!交渉に必要なステップ
「うちはオーナー契約だからガス会社は変えられない」と思っていませんか?
このキットでは、家賃はそのまま、ガス代だけを下げるための具体的な交渉方法をサポートします。
交渉4ステップ
- 診断レポートを用意
- オーナー宛の依頼書を送付
- ガス会社と一緒に条件説明
- 合意後、切替日を確定
テンプレート例
交渉用 — Wordテンプレート
クリックすると各テンプレート(.docx)をダウンロードできます。
3. ビフォー/アフター事例
実際にガス会社を見直して平均28%節約したご家庭の事例を掲載。条件の近い家庭を探して参考にできます。
平均 28 % 節約!
リアルな切替え事例
条件が似ているご家庭をチェックして、削減イメージを膨らませましょう。
世帯
削減の理由は?
- 基本料金が高すぎた
- 従量単価が不透明
- 原料費調整が毎月上がっていた
4. 最新単価インデックス
石油情報センター〈2025年3月25日速報〉をもとに
全国平均の推移・地域差・適正価格との乖離を一目でチェック



適正価格との乖離率ランキング
順位 | 地域 | 10m³ 料金 | 適正 | 乖離率 |
---|---|---|---|---|
1 | 東北 | 10,100円 | 5,720円 | +76.6 % |
2 | 関東 | 8,548円 | 4,950円 | +72.7 % |
3 | 中部 | 9,021円 | 5,500円 | +64.0 % |
4 | 北海道 | 10,985円 | 6,930円 | +58.5 % |
5 | 四国 | 9,580円 | 6,160円 | +55.5 % |
6 | 中国 | 9,460円 | 6,160円 | +53.6 % |
7 | 九州 | 9,300円 | 6,160円 | +51.0 % |
8 | 近畿 | 9,380円 | 6,380円 | +47.0 % |
石油情報センターの最新データを元に、地域ごとの価格動向を可視化。
現在の価格が「高いのか、妥当か」を判断できます。
- 全国平均の推移(月次グラフ)
- 前月比・前年比の変動
- 都道府県別の最高値・最安値
- 適正価格との乖離率ランキング
5. 契約リスクを減らす!チェックポイント
切替え時のトラブルを防ぐために、必ず3 つの契約条件を事前確認してください。
- 🗓️ 設備貸与期間の残りは?
- 💸 解約違約金の規定はあるか?
- 📅 契約解除に何日前の通知が必要か?
残存負担額シミュレーター
残存負担額:0 円
※単純比例配分の概算です。正式額は契約書をご確認ください。
シミュレーターで残存負担額を自動計算できます。
6. 家庭別 節約シミュレーション
ライフスタイルと季節を選ぶだけで、
月間使用量と節約余地がわかります。
推定使用量:0 m³ / 月
節約余地(適正単価 500 円/m³ と比較):
0 円 / 月
生活スタイルごとの使用量目安をもとに、節約余地を確認。冬場の増加やシャワー時間の調整効果も算出できます。
冬場は通常の1.5倍になることもあるため、余裕を持った設定を。
7. 切替え完了までの流れ(約60日)
- Day 0〜7 診断・必要書類の準備
- Day 8〜21 相見積もり取得・契約確認
- Day 22〜50 工事・開栓立会い
- Day 51〜60 初回検針・請求確認
8. 多言語・ユニバーサル対応
言語 | ファイル |
---|---|
🇯🇵 日本語 | propane_guide_ja.docx |
🇬🇧 英語 | propane_guide_en.docx |
🇨🇳 中国語 | propane_guide_zh.docx |
🇻🇳 ベトナム語 | propane_guide_vi.docx |
英語・中国語・ベトナム語対応ページ。
9. ガス業界の構造マップ
LPガス価格のうち約 40 %は輸送関連コスト。
適正価格のカギは「小売マージン」にあります。
供給の流れ
- ⚓ 輸入
- →
- 🏭 元売
- →
- 🚚 卸
- →
- 🏠 小売
コスト構成(10 m³ 請求額のイメージ)
他社比較で調べるならここがオススメ❗️
各新聞メディアが プロパンガス料金を “社会問題”として一斉報道


読売新聞 社説がガス料金の“不透明さ” を警鐘。 —『利用者保護へ情報開示と競争促進を』
大手紙が相次いで LP ガス問題を報道。 「契約の見直しが家計守る鍵」 と指摘し、 当協会の調査を引用して料金診断の重要性に言及しています。
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中日新聞が LPガス料金の“地域格差” を追及。 —『自由料金の盲点、家計直撃』
東海地方の代表紙もガス料金の不透明さを報道。 記事では 平均価格と適正価格の差 を示し、 「比較・診断が節約の第一歩」 と呼びかけています。
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