ガスメーターの番号【全種類】について解説!引越し・検針・復帰操作をスムーズに!

ガスメーターに関係する主な番号の種類

1. 計器番号(メーター番号)

計器番号(メーター番号)は、ガスメーターそのものに固有で割り振られた番号を指します。

  • 都市ガス、LPガスどちらの場合でも、メーター本体に印字・刻印などで記載されています。
  • ガス設備の保安巡回やトラブル対応の際、またはメーター交換などで識別するために使用します。
  • 実際の数字やアルファベットが組み合わさった形式で表記されていることが多いです。

2. お客さま番号

お客さま番号は、ガス会社が「契約者」を特定するために発行している番号です。

  • 請求関連(料金請求・支払い等)で用いられるため、検針票や請求書などに必ず記載されています。
  • 会社によって桁数や表記形式は異なりますが、多くの場合は10桁以上や「○○○○-○○○-○○○○」などのハイフン区切り形式です。
  • インターネット手続き(引っ越しの利用開始・停止申込み、料金プラン変更など)や、電話での問い合わせで必ず必要になるケースが多いです。

3. 供給地点特定番号

供給地点特定番号は、電気・ガスの自由化に伴い、供給を受ける場所(住所・建物)の場所情報を特定する番号です。

  • 主に契約切り替え手続きのときに必要になります。
  • 東京ガスや大阪ガスなどの大手はもちろん、地方ガス会社や電力会社も取り扱いをしています。
  • 検針票に「供給地点特定番号」として明記されていることが多いので、実際にお住まいのエリアのガス会社が発行しているかを確認しましょう。

引っ越しや契約変更で必要な番号と確認方法

1. 検針票で確認する

最も一般的な方法は「検針票」を見ることです。

  • お客さま番号供給地点特定番号は、検針票の上部または下部にまとまって記載されていることが多いです。
  • 書式は会社によって異なりますが、見出しや枠で囲われている場合が多く「○○番号」や「(供給地点特定番号)」とラベルがついています。

チェックポイント

  1. 「お客さま番号」や「ご使用番号」という言い方をしている会社もあります。
  2. 「供給地点特定番号」またはそれに準ずる呼び方で表記している場合もあります。

2. ガスメーター本体で確認する

検針票が手元にない場合でも、メーター番号であれば直接ガスメーターを見に行くことで確認可能です。

  • メーター正面または側面にアルファベットや数字が連なった番号が印字されている場合は、そちらが「計器番号(メーター番号)」です。
  • ただし「お客さま番号」や「供給地点特定番号」はメーター本体には表示されていないことが多いので注意が必要です。

チェックポイント

  1. 戸建ての場合は屋外のメーターボックスや壁面に、集合住宅の場合は共有廊下などのメーターボックス内に設置されていることが一般的。
  2. 屋内にメーターがある物件もあるため、場所がわからないときは管理会社や大家さんに問い合わせるのが確実です。

3. Webや電話で問い合わせる

検針票がなく、メーター本体でもわからない場合や、そもそも場所がわからないという場合は、契約中のガス会社へ直接問い合わせる方法が確実です。

  • 多くのガス会社は専用の問い合わせ窓口、もしくはWebでの「お客さま番号照会」サービスを設けています。
  • その際、住所や名義人の氏名、生年月日などを伝えると、お客さま番号などを教えてもらえます。

ガスメーターの見方・検針票の見方

1. ガスメーターの表示の仕組み

ガスメーターの表示は、ガスの使用量を示す「数字のカウンター」と、安全機能やエラー状態を示す「液晶ディスプレイ(スマートメーターの場合)」で構成されます。

  • アナログ式のメーター:数字のカウンターが1桁ごとに区切られており、回転する仕組み。
  • デジタル式(スマートメーター):液晶で現在使用量が表示され、情報は自動的に検針センターなどへ送信される。

2. 都市ガスとLPガス(プロパンガス)のメーターの違い

  • 都市ガスメーター:東京ガス、大阪ガスなどの地域大手ガス会社や、地方都市ガス会社が提供。ガスメーターには一般的に「都市ガス用○○」という表記がある場合が多い。
  • LPガスメーター:プロパンガス販売事業者が提供。ボンベやタンクから供給されるため、メーターの形状やブランドが都市ガスとは異なることが多い。

3. ガスの使用量確認と料金計算の基本

ガスの料金は大まかに

  1. 基本料金 … 固定で課金される部分
  2. 従量料金 … 使用量に応じて課金される部分(単価×使用量)

が合わさって決まります。
検針票を見ると、当月の使用量や単価などの内訳が記載されています。どれくらい使用しているかを把握し、節約や料金プランの見直しに役立てましょう。


ガスメーター番号が見つからないときの注意点・対処法

1. 引っ越し時に「お客さま番号」がわからない

引っ越し先・引っ越し元でガス利用開始や停止の連絡をする際、ガス会社から「お客さま番号」を聞かれることがあります。

  • 検針票がない場合は、ガスメーターを確認してみても「お客さま番号」はわかりません。ガス会社に電話し、住所・氏名などを伝えて確認してもらいましょう。

2. 検針票を紛失してしまった

引っ越し直前や月末など、必要なタイミングで検針票が手元にないこともあります。

  • Webの会員サービス(東京ガスのmyTOKYOGAS、大阪ガスのマイ大阪ガスなど)を利用している場合は、ログインするとお客さま番号が確認できることがあります。
  • ない場合は直接電話で問い合わせるのが最も手っ取り早いです。

3. ネット手続きができないときの対処

インターネット申込みや、定期保安巡回日程変更の際に「メーター番号」や「お客さま番号」の入力を求められる場合があります。

  • いずれも確認できない場合は、そのWeb手続きが進まずエラーになるため、カスタマーセンターへの電話か窓口での対面で手続きを進める必要があります。

ガスメーターに関するトラブル・保安対応

1. ガスメーターが止まった場合の復帰方法

ガスメーターには安全機能があり、以下のような状況でガスが自動的に遮断されます。

  • 一度に大量のガスを使用した(ガス漏れの疑い)
  • 震度5相当以上の揺れを感知した(地震警報)
  • 長時間ガス使用が続いた場合 など

復帰作業の一般的な手順

  1. すべてのガス器具を止め、ガス栓を閉める。
  2. ガスメーターのボタン(復帰ボタン)を押し、ランプの点滅が落ち着くのを待つ。
  3. 約3分程度待ち、再びメーターのランプが消灯したらガスが使えるか確認する。

※詳しくはお使いのガスメーターに貼付のシール、または契約ガス会社のサイト・説明書をご参照ください。

2. 定期保安巡回の日程変更に必要な情報

ガス事業者が法令に基づいて実施する「ガス設備調査(定期保安巡回)」は、事前に日程通知が届きます。

  • 日程変更をWebで行うときは、メーター番号もしくはお客さま番号を求められる場合があります。
  • 「訪問日のお知らせ」や「ご不在チラシ」にメーター番号が記載されているので、その番号を入力して手続きします。

3. ガスメーター周りの安全管理・注意点

  • ガスメーターの前には物を置かず、検針や保安巡回の際に点検しやすい環境を確保してください。
  • 犬を飼っている場合は、検針員が近づけるよう、メーターから離れた場所につないでおくことが推奨されます。
  • 万一メーター付近でガス臭いなどの異常を感じたら、速やかにガス会社へ連絡し、指示を仰ぎましょう。

まとめ

  • 引っ越しや契約変更時の手続きに必要な「お客さま番号」「供給地点特定番号」を知りたい
  • 検針票が手元にないとき、メーター番号とどこで見分けるのか?
  • ガスの使用量や料金明細を自分で確認したい
  • ガスメーターが止まった際の復帰方法・保安巡回の日程変更など、手続きに必要な番号を把握したい

ガスメーター本体には「計器番号(メーター番号)」が、検針票には「お客さま番号」や「供給地点特定番号」が記載されており、どれがどの番号かを知ることが、スムーズな手続きやトラブル対応につながります。

もし番号がわからない場合は、まずは契約しているガス会社に電話かWebで問い合わせをしてみるとよいでしょう。

ぜひ本記事の情報を参考にしていただき、ガス関連の手続きやメーター確認をスムーズに行ってください。

 ガス会社を変えたい方へ
【重要情報】をおしらせです!

実は、今使っているガス会社から、ほかのガス会社に変えられないことがあります。

理由は、「ガスボンベを運ぶ人(会社)」が決まっていたり、 ガスを売るお店(卸売り店との関係など)が特別な関係にあることがあるからです。

たとえば…

配送委託(はいそういたく)

「ガスボンベを運ぶ仕事」をほかの会社にお願いしている状態。 そのため変更したいガス会社のガスボンベ配送を、 今のガス会社が担当している場合は変更できないことも!

卸売り・小売り

大きな会社がガスをまとめて売り、 小さなお店がそれを仕入れてお客さんに販売する関係。 この場合「同じグループなので変えられません」と言われることがあります。

だからこそ、関係のない会社を見つけて しっかり切り替えられるか確認することが大切です。 でも、全部を聞いて回るのは大変ですよね…!

そこでおすすめなのが、下の相談窓口に問い合わせる方法です。 さまざまな地域のガス会社と連携しており、 私たちが安心して切り替えできるようサポートしてくれます。

まずは気軽に相談してみましょう!

エネピで料金比較

最短3分で最安プラン発見

詳しく

ガス屋の窓口

切替手続きを無料代行

0円相談

適正化協会

価格診断レポートを発行

診断する

NEW

適正価格と平均価格の差額|10 m³ 2025年
プロパンガス 適正価格と平均価格の差額
(10 m³・税込 / 2025年)
地域適正価格平均価格差額
北海道5,830円9,911円+4,081円
東北5,720円9,644円+3,924円
関東4,950円8,241円+3,291円
中部5,500円9,021円+3,521円
北陸6,710円10,736円+4,026円
近畿6,380円9,008円+2,628円
中国6,160円9,856円+3,696円
四国6,160円9,856円+3,696円
九州6,160円9,784円+3,624円
沖縄6,050円9,200円+3,150円
全国平均9,458円
※10 m³ は 2〜3人暮らし(毎日シャワー+週3回自炊)の目安使用量
📰 Media Pick
Enerun
Chunichi

中日新聞が LPガス料金の“地域格差” を報道 —『自由料金の盲点、家計直撃』

東海地方の代表紙も ガス料金の不透明さ に注目。 平均価格と適正価格の差 を明示し、 「比較・診断が節約の第一歩」 と訴えています。

▶︎ 記事を読む
📰 Media Pick
Enerun
Nikkei

日経新聞が LPガス料金の“見えない割高” を特集 —『地域で最大2倍の価格差、家計圧迫が社会問題に』

プロパンガスの適正価格と平均価格の乖離が “家計インフレ”の新たな火種 として報道。 当協会のデータも引用され、料金診断の必要性がクローズアップされています。

▶︎ 記事を読む
📰 Media Pick
Enerun
Yomiuri

読売新聞が ガス料金の“不透明さ” を警鐘 —『利用者保護へ情報開示と競争促進を』

大手紙が相次いで LPガス問題を報道。 「契約の見直しが家計守る鍵」 と主張し、 当協会のデータを引用して 料金診断の重要性 を説いています。

▶︎ 記事を読む

エネピで料金比較

最短3分で最安プラン発見

詳しく

ガス屋の窓口

切替手続きを無料代行

0円相談

適正化協会

価格診断レポートを発行

診断する

お問い合わせ
プライバシーポリシー
全国ガス会社一覧ページ