7月のCPは580ドル(6月と同額)
2024年7月のサウジアラムコCPは、6月と同じく580ドルとなり、価格は変動しませんでした。
6月のMB平均値は395ドルで、5月から33ドルの上昇となりました。
CPの安定要因
上昇要因と下落要因が拮抗
7月のCPが5月と変わらなかった理由は、上げ要因と下げ要因が拮抗したためです。
上昇要因
- 行楽シーズンの到来 北半球で夏の行楽シーズンが本格化し、クルマや航空機を利用した旅行の増加が燃料需要を押し上げ、原油高を引き起こしました。
- ウクライナとロシアの戦争 ウクライナが無人機ドローンを使ってロシアの石油貯蔵所や精製施設を攻撃することにより、ロシアの石油供給が減少し、原油価格が上昇しました。
下落要因
- 中東情勢の膠着状態 イランとイスラエルの対立が続いていましたが、徐々にそのリスクが軽減し、市場はそれを安定要因として受け止めました。
MB価格の上昇
原油高に連動してMB価格上昇
6月のMB平均値は、5月の362ドルから33ドル上がって395ドルとなりました。
米国市場では、原油価格の上昇が影響し、MB価格も33ドル上昇しました。プロパンガスの生産量は順調に増加しており、今後、原油価格が落ち着けばMB価格も下がると予想されています。
まとめ
2024年7月のCPは580ドルで安定しており、需給バランスが取れていました。MB価格は、原油高に伴って33ドル上昇し、395ドルとなりました。市場は、原油価格の動向と中東情勢の安定を注視しています。