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投稿者: エネるん

  • 【都市ガスの基本料金】主要ガス会社の料金体系一覧表。乗り換えのメリットあるか?検証!

    【都市ガスの基本料金】主要ガス会社の料金体系一覧表。乗り換えのメリットあるか?検証!

    都市ガスの料金は電気料金と同様に、毎月の固定費用である基本料金と、使用したガスの量に応じてかかる従量料金で構成されています​。


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    つまり、ガス代を重要視するなら、ガス会社が設定している基本料金と単価を基準にどこの会社を選ぶべきか判断するといいですね!


    ※実際の請求時には各月の燃料価格に応じた原料費調整額が加減算されるため、月によって単価は変動します。

    2017年のガス自由化以降

    各地域の大手ガス会社、さまざまな新規参入企業が都市ガスの販売に乗り出し、料金プランも多様化しました。

    主要都市ガス会社の基本料金と従量料金の比較
    都市ガス料金の仕組みとプロパンガスとの違い
    他社に乗り換えるメリット(セット割引やキャンペーン)
    ガス代を節約する方法

    上記についてわかりやすく解説します。

    主要都市ガス会社の基本料金・従量料金比較

    まず、主な都市ガス会社の料金体系を比較してみましょう。

    ※2025年4月時点:上表の単価は各社の基準単位料金(原料費調整前の標準的な単価)を示しています。

    それぞれのプランについて解説。

    上の表について詳しく見ていきましょう!

    新しく進出したガス会社のプランについて

    表から分かるように、ガス自由化で参入した新興勢のプランは、地域の大手ガス会社の料金より基本料金・従量料金ともに約3~5%程度割安に設定されていることが多いです​。

    こうした割引率は一見小さいようですが、4人家族で月40m³前後のガスを使うケースでは年間で約6,000円の節約(大手との差額)が見込めます。

    30代女性

    ガス代が月数百円安くなった

    20代男性

    電気とまとめて契約してポイントが貯まるようになった

    実際、2017年の自由化以降にメリットを感じている声が多く聞かれます。

    原料費調整制度について

    原料費調整制度とは、LNG(液化天然ガス)の価格や為替の変動に合わせて、都市ガスの単価を毎月自動で調整する仕組みです。

    電気料金の「燃料調整費」と同じような制度で、LNG価格が上がればガス単価も上がり、下がれば安くなります。

    都市ガス会社はこの調整に上限を設けていないため、円安やLNG価格の高騰などで、ガス料金全体が上がる原因にもなっています。

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    各社の最新の原料費調整単価は、各ガス会社の請求書やWebサイトで確認できます。

    都市ガス基本料金の仕組みとプロパンガスとの違い

    基本料金はなぜ必要?その仕組み

    基本料金とは
    ガスの使用量に関係なく毎月かかる固定費で、ガスメーターや配管の維持管理、安全点検などの費用を含みます。

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    つまり基本料金とはガス会社が安定してガスを供給するためのコストです。

    都市ガスの特徴
    都市ガスでは、基本料金が使用量に応じて段階的に上がる仕組み(階段制)になっています。

    例)

    • 0〜20㎥→基本料金759円
    • 20〜80㎥→基本料金1,056円
    • 80㎥超→基本料金1,232円 など。

    使用量が増えると保安コストも増えるため、多くの都市ガス会社で同様の制度(大阪ガスなど)を採用しています。

    注意点
    基本料金は全国的に700〜1,000円程度が一般的ですが、金額や段階は会社ごとに異なります。

    自由化後は新しいガス会社が基本料金を大手より少し安く設定している場合もあり、固定費を抑えたい人には見直しのチャンスです。

    都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違い

    家庭で使われるガスには、都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類があります。

    都市ガス

    メタンが主成分で、地下のガス管から供給。特徴としては、都市ガスは料金が透明で安定しています。ただし災害には弱い傾向がある。

    プロパンガス(LPガス)

    プロパン・ブタンが主成分で、各家庭にボンベで配送。プロパンは配送コストがかかるため料金が高くなりがちで、同じ熱量を使っても都市ガスの方が安く済むことが多いです。

    プロパンは業者ごとに価格が違い、地域差が大きいのも特徴。災害には強い。
    また適正価格であれば都市ガス並みの料金で利用している方もいる。

    さらに、都市ガスに切り替えられる地域なら、都市ガスの方が節約につながる可能性が高いです。

    ガス会社乗り換えのメリット・料金・セット割・キャンペーン比較

    都市ガスを他社に乗り換えると、料金が約5%安くなり、年間で数千円の節約が期待できます。さらに、手数料0でセット割やキャンペーン特典もあるため、お得に乗り換えが可能です。

    電気・他サービスとのセット割引

    ガス自由化により、電力会社やLPガス会社が都市ガスに参入し、電気とのセット割引が広がっています。たとえば、

    東京電力は「ガス+電気」で年間約1,224円おトク
    ENEOSは「ガス+でんき」で年間1,200円割引
    ニチガスは月300円割引で業界最大級のセット割

    中にはガス+ネット回線のセット割も。
    ガスと電気をまとめて乗り換えることで、ダブルで節約できる可能性があります。

    各社キャンペーン特典の比較

    ガス会社を乗り換えると、料金以外にも特典があります。多くの会社が、

    8,000~10,000円のキャッシュバック
    ポイント付与(楽天など)
    初月基本料無料

    ただし、「2年利用で特典付与」など条件付きのものもあるため、契約前に内容を確認しましょう。とはいえ、ガスは基本的に違約金なしが多く、品質や安全性も従来通りなので安心です。

    公式サイトや比較サイトで最新のキャンペーンをチェックして、おトクに乗り換えましょう。

    都市ガス代を節約する実践方法

    毎月のガス代を抑えるためには、料金プランの見直しとともに日々のガスの使い方を工夫することも重要です​。

    基本料金を下げることはできる?

    基本料金は固定費ですが、間接的に下げる方法が2つあります。

    1つは、基本料金が安い他社に乗り換えること。
    例えば東京ガスからENEOS都市ガスに変えれば、基本料金が約3%安くなります。

    もう1つは自分の使用量に合った料金プランを選ぶこと
    たとえばニチガスの+プランは基本料金がやや高くても、従量単価が安く、トータルでお得になることがあります。

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    つまり、使用量に合った会社を選べば、基本料金を含むガス代全体を抑えることが可能です。

    次に日々の生活にちょっとした工夫を施すことができれば、基本料金は下がりませんがガス料金全体が確実に下がります。

    ガス使用量を減らす節約ポイント

    給湯温度を2~3℃下げることでガス代の節約に(例:湯温42℃設定)。
    ガス代を節約するためには、調理・給湯・暖房など日常シーンごとに少しずつ無駄を省く工夫が効果的です。以下のポイントに気を付けるだけでも、年間を通せば大きな差になります。

    • 調理の火加減を適切に
      鍋底から炎がはみ出さないようコンロの火力を調整しましょう​。必要以上の強火は熱のロスが大きくガスの無駄遣いになります。また、湯沸かしの際は蓋をして加熱時間を短縮する、鍋底の水滴は拭き取ってから火にかけるといった工夫でガス使用量を減らせます​。
    • お風呂の給湯温度を見直す
      給湯器の設定温度を今より2~3℃低くしてみましょう​。例えば冬場に42℃に設定していたお湯を40℃にするだけでもガス消費が減り節約につながります。特に追い焚きを多用する場合、最初から低めの温度設定にしておくと効率的です​。
    • 入浴時の工夫
      お風呂では湯量を必要以上に張りすぎない、シャワーはこまめに止める・時間を1分短縮するなどの工夫をしましょう​。浴槽のフタはしっかり閉めておくことでお湯が冷めにくくなり、追い焚き回数を減らせます。
    • ガス暖房の使い方
      ガスファンヒーターや浴室暖房乾燥機を使う際は、必要な時だけ運転し設定温度も上げすぎないよう注意します。部屋の断熱(すきま風対策)を強化したり、衣服で調整することで暖房ガスの節約につながります。

    こうした細かな節約テクニックを積み重ねることで、毎月のガス使用量を無理なく減らすことができます。

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    「塵も積もれば山となる」で、1日あたりわずかな節約でも一年続ければ大きな効果になります。

    自分に合ったプラン選びと上手なガス利用で賢く節約

    都市ガスの基本料金や従量料金のしくみ、会社ごとの違い、節約のコツを紹介しました。
    ガス代が上がっている今こそ、乗り換えや省エネで家計の負担を減らすチャンスです。

    まずは、地域で使えるガス会社の料金プランを比較し、年間でどれだけ安くなるかシミュレーションしてみましょう。

    その際は、基本料金だけでなく、単価や割引も含めて総合的に判断することが大切です。

    また、契約先だけでなく、ガスの使い方でも料金は大きく変わります。特に給湯や暖房の工夫は効果的です。契約と使い方を見直せば、誰でも無理なくガス代を節約できます。

    参考資料

  • ​【2025年最新】家庭のガス代金平均はいくら?世帯人数・地域・季節別に徹底解説

    ​【2025年最新】家庭のガス代金平均はいくら?世帯人数・地域・季節別に徹底解説

    ​ガス代(都市ガス)の平均額を知ろう​

    【都市ガス】世帯人数別のガス代平均
    (2023年10月〜2024年9月)

    1人世帯:2,209〜3,884円
    2人世帯:3,298〜6,035円
    3人世帯:3,599〜6,906円
    4人世帯:3,604〜6,678円
    5人世帯:3,239〜5,393円
    6人以上世帯:3,608〜5,764円

    地域別のガス代平均

    関東:5,728円
    近畿:5,883円
    東海:5,643円
    北海道:5,042円
    東北:4,078円
    北陸:4,060円
    中国:3,990円
    四国:3,497円
    九州:4,249円
    沖縄:4,223円

    季節別のガス代平均

    冬季(1〜3月):3,884〜6,906円
    春季(4〜6月):3,068〜5,846円
    夏季(7〜9月):2,209〜3,599円
    秋季(10〜12月):2,358〜3,964円

    プロパンガスの平均使用量と料金は?

    世帯人数別の平均使用量​

    • ​一人暮らし: 約5㎥/月
    • ​二人暮らし: 約6.5㎥/月
    • ​三人暮らし: 約8.9㎥/月
    • ​四人以上: 約11.3〜12.0㎥/月​

    地域別の平均使用量​

    地域平均使用量(㎥/月)
    北海道4.0
    東北7.1
    関東11.4
    中部9.6
    近畿10.8
    中国8.6
    四国8.5
    九州7.6
    沖縄4.7

    季節別の平均使用量​

    • 夏季: 約5.2〜11.7㎥/月
    • 冬季: 約9.4〜21.2㎥/月​

    自宅のガス代は高い?平均と比較してみよう

    H3: 平均ガス代の目安​

    使用量(㎥)平均ガス代(円)
    5約5,231
    10約8,007


    同じ使用量で約3231円の差がある。

    簡易診断チェックリスト​

    ​月のガス使用量が平均より多い
    ​ガス代が平均より高い
    ​冬季のガス代が急増する
    ​基本料金や従量単価が高い

    上記の項目に該当する場合は、ガス会社の見直しや使用方法の改善を検討しましょう。

    プロパンガス代が高くなる原因とは?​

    使用量の増加​

    長時間のシャワーやお風呂の追い焚き、ガス暖房の使用などが使用量を増やす要因です。​

    料金設定の違い

    プロパンガスは自由料金制のため、ガス会社によって基本料金や従量単価が異なります。​

    プロパンガス代を節約する方法​

    日常生活での工夫​

    • ​シャワーの時間を短縮する
    • ​お湯の温度設定を見直す
    • ​ガス機器の使用時間を減らす

    ガス会社の見直し​

    ガス料金の比較サイトを利用して、より安価なガス会社への切り替えを検討しましょう。​

    プロパンガス料金適正化協会
    プロパンガス料金消費者協会
    エネピ
    ガス屋の窓口

    以下参照サイト▼

    ✅ 総務省・公的統計系

    総務省 家計調査(都市ガス代の平均額・世帯別・季節別)


    ✅ 平均ガス代・料金情報(都市ガス・プロパンガス共通)

    都市ガス・プロパンガスの平均料金比較(1人暮らし・世帯人数別)


    ✅ 地域別ガス代情報


    ✅ プロパンガス関連(補足情報)


    ✅ 価格制度・仕組みの理解用(都市ガス)

  • ガス代節約する方法【40選】キッチン・お風呂・リビング・契約など様々な場面で楽しく実践できる節約術♪

    ガス代節約する方法【40選】キッチン・お風呂・リビング・契約など様々な場面で楽しく実践できる節約術♪

    ガス代の平均と高くなる理由

    ガス代の節約を始める前に、まずガス代の平均を把握しましょう。

    世帯人数別のガス代平均

    • 一人暮らし 約3,000~4,500円
    • 二人暮らし 約4,500~6,500円
    • 三人暮らし以上 約6,500円以上

    ガス代が高くなる主な原因

    • 給湯器の温度設定が高い
    • ガス使用頻度が高い
    • プロパンガスの料金が割高
    • ガス機器の老朽化やメンテナンス不足

    キッチンでのガス代節約術14選

    電気ケトルでお湯を沸かす

    ガスコンロでお湯を沸かすより、電気ケトルの方が圧倒的に効率的。
    スイッチ一つで素早くお湯が使えるし、時間の節約にもなります。

    食器洗い時は低温設定のお湯を使う

    冬場はつい熱いお湯を使いたくなりますが、温度を1〜2℃下げるだけでガスの消費量をぐっと抑えられます。

    食洗機を積極的に活用

    実は食洗機の方が手洗いよりもガスも水も少なく済むんです。まとめ洗いで効率アップ、時間も浮いて一石二鳥。

    下ごしらえは電子レンジを使用

    下ゆでや加熱を電子レンジで済ませれば、ガスコンロの使用時間を短縮できます。時短にもつながるのでオススメです。

    多めに調理して作り置きする

    一度の調理で何食分も作っておけば、ガスを使う回数を減らせます。冷凍保存で毎日の食事準備も楽になります。

    中火を活用し強火を避ける

    強火は一見早く調理できるようで、実は非効率。中火でじっくり火を通せば、ムラなく美味しく節約にも。

    圧力鍋や保温鍋を使用する

    煮込み料理やカレーなど、調理時間が長くなるものには圧力鍋が大活躍。ガス使用時間を半分以下にできます。

    鍋の蓋や落とし蓋を活用

    蓋をすることで熱が逃げにくくなり、調理時間の短縮とガスの節約が両立できます。煮物の仕上がりもよくなりますよ。

    余熱を利用した調理をする

    火を止めてもしばらくは鍋が熱いまま。余熱で火を通す工夫をすれば、無駄なガスを使わずに済みます。

    IHヒーターを併用する

    料理の種類によっては電気調理器を使うのも効果的。電気とガスのバランスを考えると節約の幅が広がります。

    ⑪ガスコンロのバーナーを定期的に掃除

    目詰まりしていると効率が落ちてガス代が上がる原因に。月に1回のお手入れで燃焼効率をキープしましょう。

    水滴を鍋底から拭き取って調理

    濡れたまま火にかけると、まず水分を蒸発させるのに熱が使われてしまいます。ひと手間で効率アップ。

    冷凍食材を自然解凍してから調理

    冷凍のまま加熱すると余計なガスを使うことに。前日の夜に冷蔵庫へ移すだけでOK。

    炊飯器や石油ストーブで調理

    白米を炊くなら炊飯器、煮込みには石油ストーブの上を活用。
    冬の間はダブルで節約チャンスです。

    お風呂場でのガス代節約術12選

    給湯温度を1~2℃低めに設定

    体感温度は大きく変わらないのに、ガス使用量はしっかり減ります。特に冬は湯冷めしない工夫と合わせて調整してみましょう。

    ⑯浴槽の湯量を少なくする

    お湯を毎回満タンにする必要はありません。肩まで浸からなくても十分リラックスできます。

    追い焚きの使用回数を減らす

    追い焚きは想像以上にガスを消費します。家族の入浴時間をまとめるだけでも大きな節約になります。

    シャワー時間を1分短縮

    たった1分でも、積み重なると月に数百円〜千円以上の節約に。タイマーを使って意識するのも◎。

    節水シャワーヘッドを導入

    水圧そのままで水量を減らせるので、ガス代も水道代もお得になります。取り付けも簡単です。

    ※2025年4月21日現在

    浴槽の蓋をこまめに閉じる

    入浴まで時間が空くときは必ず蓋を。保温効果で追い焚きが不要になることもあります。

    入浴は間隔を空けず連続で行う

    家族全員が1〜2時間内に入浴を済ませれば、湯温が下がらず追い焚きいらず。効率よく節約できます。

    保温シートを浴槽に使う

    100均でも買える保温シートで、お湯の温度を長く保てます。意外と効果が高いアイテムです。

    風呂場使用後は給湯器をオフに

    使い終わったら電源を切る習慣を。待機電力の無駄を減らしましょう。

    お湯張りタイマーで無駄な使用を削減

    自動停止機能付きのお風呂なら、お湯が溢れる心配もなく、使いすぎも防げて一石二鳥です。

    シャワーをこまめに止める

    体や髪を洗っている間はこまめに止水。簡単な意識で大きな節約につながります。

    お風呂の換気扇を適度に使用して湿度を下げる

    湿気を放置すると暖房が効きにくくなります。乾燥しすぎない範囲で換気を心がけましょう。

    リビングでのガス代節約術6選

    ガスファンヒーターの温度設定を低めにする

    部屋を暖めすぎるとガスの消費が増えます。少し厚着をして、温度を1〜2℃下げるだけでガス代が節約できますよ。心地よく過ごしながら、エコな生活を楽しみましょう。

    ガスファンヒーターのタイマー機能を活用

    つけっぱなしはNG。タイマーを使って朝の起床前や帰宅前に短時間だけ運転すれば、快適さと節約の両立ができます。

    暖房器具を併用して効率化

    ガスヒーターにこだわらず、電気毛布やこたつなどを組み合わせることで、ガス使用量を抑えてしっかり暖まれます。寒さ対策の幅を広げてみましょう。

    ガスファンヒーターのフィルターをこまめに掃除

    フィルターが目詰まりすると暖房効率が下がって無駄なガス消費が増えます。月に1回の掃除で節約&安心のダブル効果です。

    窓際にヒーターを置き熱効率を改善

    窓から冷気が入り込む場所にヒーターを置くと、暖かい空気のロスが少なくなります。空間全体を効率よく温められますよ。

    衣類の重ね着で暖房使用時間を短縮

    寒いときは厚着が一番の節約。おしゃれを楽しみながら、暖房時間を減らせる一石二鳥のテクニックです。

    ガス機器のメンテナンスで節約4選

    給湯器の定期的な点検とメンテナンス

    給湯器が古くなると燃焼効率が悪くなりがち。1年に1回の点検で、無駄なくしっかりお湯を作れる状態に保ちましょう。

    ガスコンロの電池交換を忘れない

    点火が遅れるとそれだけでガスが無駄に消費されます。半年に一度、電池交換をしてスムーズな着火を維持しましょう。

    ガス器具を高効率タイプ(エコジョーズ)に交換

    最新の高効率機器は使用するガス量が少なく済みます。初期費用はかかりますが、長期的にはかなりお得です。

    ガス漏れのチェックを定期的に行う

    目に見えないけど危険なガス漏れ。点検をしておけば安全性も高まり、無駄な使用も防げます。

    契約プランや支払い方法の見直しで節約4選

    契約するガス会社を定期的に見直す

    プロパンガスの料金は会社ごとに大きく違います。定期的に相見積もりをとることで、驚くほど安くなることもありますよ。

    電気・ガスのセット割プランに切り替える

    同じ会社で契約することで割引が受けられることが多く、手続きも簡単。手間をかけずに光熱費全体を節約できます。

    支払いをクレジットカード払いにしてポイント還元を受ける

    ガス代をカードで払うと、1%前後のポイントがついて実質的に節約。ちょっとした工夫が大きな違いになります。

    プロパンガスから都市ガスへ切り替えを検討する

    都市ガスの方が単価が安く、長期的に見て圧倒的にお得。切り替え工事が可能なエリアなら、ぜひ検討してみましょう。

    今日からすぐに取り組めるこれらの方法で、楽しく・無理なく・しっかりとガス代を節約していきましょう!

  • プロパンガスコンロの選び方と人気おすすめランキング【2025年最新価格】Amazon・楽天徹底比較

    プロパンガスコンロの選び方と人気おすすめランキング【2025年最新価格】Amazon・楽天徹底比較

    プロパンガスコンロを購入したいけれど、「どのタイプを選べばいいか分からない」「都市ガス用との違いって何?」という方も多いのではないでしょうか?

    この記事では、プロパンガスコンロの基礎知識から、選び方のポイント、さらに最新の人気ランキングやお得に購入する方法まで詳しく解説します。

    プロパンガスコンロの基本知識

    プロパンガス用と都市ガス用の違い

    プロパンガス(LPガス)と都市ガスでは、使用するコンロが異なります。間違った種類を選ぶと火力が出ないだけでなく、一酸化炭素中毒や火災の原因にもなります。

    • プロパンガス用コンロ→LPガス専用
    • 都市ガス用コンロ→都市ガス専用

    購入前に必ずガス種を確認しましょう。

    プロパンガスコンロの選び方

    種類別の特徴

    • 据え置き型 設置が簡単で一般家庭向き。価格も比較的リーズナブル。
    • ビルトイン型 キッチンと一体化した美しいデザイン。高級感があり、新築やリフォーム向き。
    • 1口タイプ 一人暮らしや狭いキッチン向き。
    • 2口タイプ 一般家庭で使いやすく、同時調理も可能。

    使用シーン別のおすすめ

    • 単身者向け:コンパクトな1口タイプが便利。
    • ファミリー向け:安全機能が充実した据え置き型やビルトイン型がおすすめ。
    • 高齢者向け:自動消火機能付きの安全性が高いモデルを選びましょう。

    メーカー別の特徴とおすすめ商品

    • リンナイ(Rinnai):信頼性が高く、デザイン性に優れた製品が豊富。
    • パロマ(Paloma):コストパフォーマンスが高く、安全機能も充実。
    • ノーリツ(Noritz):耐久性に優れ、長期間安心して使える。

      選び方詳細はこちらからどうぞ!

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    2. ノーリツ ピアットマルチグリル(調理機能が充実)

    おすすめ通販サイトと購入時のポイント

    プロパンガスコンロを通販で購入する場合、以下のサイトがおすすめです。

    • Amazon 豊富なラインナップと素早い配送。
    • 楽天市場 ポイント還元やセールが多い。
    • Yahoo!ショッピング PayPayポイント還元がお得。

    購入時の注意点

    • ガス種(プロパン用)をしっかり確認。
    • 配送日時や設置サービスの有無を確認。
    • レビューや口コミを参考に失敗を防ぐ。

    プロパンガスコンロを安く購入する方法(中古品の活用方法)

    新品にこだわらない方は、ジモティーなどの中古品販売サイトを利用すると安価に購入可能です。ただし、安全性を重視し、使用年数や状態をよく確認しましょう。

    よくある質問(Q&A)

    Q. 都市ガス用コンロをプロパンガスで使えますか?

    いいえ、使えません。必ずプロパンガス用を購入してください。

    Q. ガスコンロの買い替えの目安は?

    一般的には7〜10年が交換の目安です。不調を感じたら早めに買い替えましょう。

    まとめ

    プロパンガスコンロ選びでは、ガス種の確認と使用目的に合ったモデル選びが重要です。人気商品ランキングや口コミを参考に、自分にぴったりなコンロを選びましょう。

  • プロパンガスボンベ処分について―― 高圧ガス保安法と安全手順をゼロから解説!

    プロパンガスボンベ処分について―― 高圧ガス保安法と安全手順をゼロから解説!

    1. 自己処分が禁止されている理由

    プロパン(LP)ガス容器は高圧ガス保安法の規制対象です。

    ガスが残ったまま破棄すると爆発・火災の危険があるため、法律で「容器の所有者(販売店)が最終責任を負う」と定められています。

    【参考】全国LPガス協会「使わなくなったLPガス容器の処理」

    2. 最短でわかる処分フローチャート

    STEP 1 ― 刻印で販売店名を確認

    ボンベ肩部(胴部)に刻まれた社名・電話番号を探します。刻印が読めれば、その販売店が無料または実費で回収します。

    STEP 2 ― 販売店が不明・廃業の場合

    ① 最寄りのLPガス販売店に写真を送って引き取り可否を相談
    ② 自治体窓口か 高圧ガス保安協会 支部へ通報(放置ボンベの場合も同様)。

    STEP 3 ― 引き取り・費用目安

    家庭用10 kg 級:3,000 ~ 4,500 円程度+運搬料
    業務用20 kg/50 kg:5,000 円前後(本数・地域で増減)
    ※販売店経由なら無料になるケースもあります。

    3. 主要ルート別の詳しい手順

    3‑1|販売店・ガス会社に回収依頼

    電話で容器番号を伝える → 引き取り日時調整 → その場で封印確認(ガス残量は販売店側で処理)。最も安全かつ確実です。

    3‑2|専門処理業者(有料)を利用

    ELG などの小口ボンベ専門業者は宅配回収や店頭持ち込みに対応しています。高圧ガス運搬資格車両で搬送するため法令上も問題ありません。

    3‑3|自治体・リサイクルセンター

    LPガスボンベは多くの市区町村で「回収不可」指定。自治体に問い合わせても最終的に販売店回収か産廃業者紹介に誘導されます。

    3‑4|放置ボンベを見つけたとき

    自己搬送はせず、最寄りの高圧ガス保安協会・消防・警察へ連絡し、所有者特定と安全処理を依頼してください。

    4. ガス抜きは必要?――NG行為と安全ポイント

    プロパン容器(8 ~ 50 kg)では自宅でのガス抜き・穴あけは禁止です。
    誤排出時にガス雲爆発の危険があります。家庭用カセットボンベ(CB缶)のみ、自治体指定手順でガス抜き後に廃棄が可能です。

    5. 回収費用と日数の相場

    容器サイズ目安料金所要日数
    5 kg・10 kg無料 ~ 4,500 円1 ~ 5 日
    20 kg・50 kg3,000 ~ 6,000 円3 ~ 7 日

    販売店経由なら定期配送ルートで回収するため無料の場合もあります。
    逆に不用品回収業者は少量でも最低出張料金がかかる点に注意しましょう。

    6. FAQ ― よくある質問

    Q1. 充てん期限が切れていても回収してもらえる?

    はい。期限切れ容器は再検査が必要なので必ず販売店回収になります。

    Q2. 少しだけガスが残っている場合は?

    そのまま渡せば販売店で安全にガス抜きを行います。自分で抜こうとしないでください。

    Q3. オークションやフリマアプリで売ってもいい?

    高圧ガス保安法違反になり、出品停止や罰則の対象です。中古売買は禁止されています。

    7. まとめ ― 安全・合法・手間を減らすコツ

    プロパンガスボンベの処分は「販売店へ連絡」が最短ルートです。
    刻印チェック → 電話一本で回収予約 → 立ち会って返却、これだけで事故も費用トラブルも回避できます。
    処分に迷ったら、LPガス協会か高圧ガス保安協会に相談してから行動しましょう。

  • ブタン・プロパンの違い。選び方や用途を早見チャートと【表付】で解説!

    ブタン・プロパンの違い。選び方や用途を早見チャートと【表付】で解説!

    1. LPガスとは何か

    LPガス(Liquefied Petroleum Gas/液化石油ガス)はプロパン(C3H8ブタン(C4H10を主成分とする可燃性ガスの総称です。

    主成分がプロパンなら「プロパンガス」、ブタンなら「ブタンガス」と呼ばれます。

    高圧ガス保安法では「炭素数3または4の炭化水素を主成分とするガス」と定義されています。

    2. 化学・物理特性の比較

    項目プロパンブタン
    数値特徴数値特徴
    沸点(℃)−42.1低温でも気化しやすい−0.50 ℃付近で液化しやすい
    ガス比重(空気=1)1.52空気より重い2.0さらに重い
    発熱量(MJ/m399.4高カロリー128.6さらに高カロリー
    液→気体膨張率×273ボンベ内で大きく膨張×238同上

    寒冷地や高火力用途にはプロパン、常温域の可搬用途にはブタンが有利です。

    3. 用途別の向き・不向き

    3‑1 家庭・業務用燃料

    日本の家庭で契約する LP ガスはプロパン主体(プロパン+少量ブタン)。
    沸点が低く冬でも安定して気化し、給湯器・床暖房など高火力機器にも対応できます。

    3‑2 アウトドア・カセットボンベ

    カセットコンロや使い捨てライターは常温液化しやすいブタンが主流。
    ただし0 ℃以下では気化不足(ドロップダウン)を起こしやすいため、寒冷地用ボンベはイソブタンやプロパンを30~50 %混合して対策します。

    3‑3 工業・オートガス

    鋳造炉・乾燥炉など工業用燃料やタクシーの L P G 車では、高カロリーで気化管理が容易なブタン比率の高い混合ガスが使われます。

    4. 料金・市場動向

    LP ガスは原油精製副産物と天然ガス分離の両ルートで生産され、輸入先は中東・北米が中心です。

    2024 年末から 2025 年初頭にかけて原油価格の下落と円高を受け卸価格が前年比約 8 %低下しました。

    ただし小売価格は地域差・契約形態(貸与・売買)により 2~3 倍の開きがあり、ガス会社比較や料金診断が欠かせません。

    5. 安全・環境ポイント

    5‑1 安全性

    プロパンもブタンも毒性はありませんが、空気より重いため漏洩時は床面に滞留します。
    屋内で扱う際は低所換気とガス警報器の設置が必須です。

    5‑2 環境性能

    燃焼時の CO2 排出原単位はガソリンより約 10 %低く、SOx・PM もほぼゼロ。
    石油系燃料の中ではクリーンエネルギーに位置付けられています。

    6. 選び方早見チャート

    気温 0 ℃未満で使用 → プロパンまたはプロパン混合
    常温で携帯性重視 → ブタン主体
    家庭の主燃料 → プロパン(LP ガス契約)
    業務・工業・車両燃料 → 用途に応じたブタン比率ガス

    7. よくある質問

    Q1 都市ガス(メタン)と比べて高いのはなぜ?

    LP ガスはボンベ配送・充てんコストがかかり、自由料金であるため販売店ごとに価格差が大きいからです。

    Q2 プロパンとブタンを家庭で自由に選べる?

    日本の家庭用 LP ガスは法令でプロパン主体と定められており、ブタン 100 % を供給することはほぼありません。

    Q3 ガス漏れが玉ネギ臭いのはなぜ?

    本来無臭の LP ガスに安全上着臭剤(硫黄系化合物)を添加しているためです。

    8. まとめ

    プロパンとブタンは同じ LP ガスでも物性・適性が異なるため、用途・気温・コストを総合して選択することが大切です。家庭のガス料金が適正か気になる場合は、ガス料金無料診断で現在の単価と使用量をチェックし、必要に応じてガス会社の切替えを検討しましょう。

    参考文献・出典


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  • 一人暮らしのガス使用量【2025年版】最新データ早見表付!セルフチェックが可能です!

    一人暮らしのガス使用量【2025年版】最新データ早見表付!セルフチェックが可能です!

    はじめに ― なぜ “平均” を知る必要があるのか

    ガス代は「使用量 (m³) × 従量単価」+ 基本料金で決まります。

    つまり 自分の使用量が平均より多ければ、単価が適正でも請求額は高くなります。

    逆に 平均より少なくても単価が割高ならやはり高額に見える――この2軸を理解することが節約・乗り換え判断のスタート地点です。

    一人暮らしの平均ガス使用量と平均料金

    1.最新データ早見表

    ガス種別月間平均使用量月間平均料金*参考ソース
    都市ガス5〜14 m³2,600〜4,000 円SUUMO / KEPCO
    LPガス4〜7 m³3,000〜6,000 円プロパンガス料金適正化協会
    全世帯平均(参考)15.6 m³3,600 円環境省統計

    2025 年 3 月時点の平均単価で試算。
    SUUMO ,関西電力,環境省家庭部門 CO₂ 排出実態統計調査」の年間 187 m³ を 12 で割った値。

    2.平均と比べるセルフチェック

    検針票の 当月使用量 (m³) を確認
    上表から自分に近い平均値を選択
    実使用量 ÷ 平均使用量1.3 倍以上 → 使用量過多の可能性大
    実単価 ÷ 地域平均単価1.2 倍以上 → 単価が高い可能性大

    使用量が平均を超える主な5要因

    1.季節変動

    冬期は給湯温度を 42 ℃以上に設定しがちで、年間平均の 1.5〜2 倍 まで跳ね上がることもあります。

    2.ガス種別の熱量差

    LP ガスは都市ガスの約 2.2 倍の熱量を持つため、数値上の使用量は小さくても請求額は高めになりがちです。

    3.住宅設備・築年数

    旧式給湯器(エコジョーズ未満)は 燃焼効率 80 % 台、最新機種は 95 % 近く。機器世代差で実質使用量が変わります。

    4.生活スタイル

    浴槽を毎日満水 (約 180 L) で沸かすと月 +4〜6 m³、シャワー 15 分 × 30 日で +3〜4 m³ が目安です。

    5.検針・機器トラブル

    急増が続く場合は ガス漏れ・メーター誤作動・凍結破損 の可能性も。平均の2倍を超えたら点検を依頼しましょう。

    3. 高い原因別ソリューション

    1 季節要因なら設定温度 × 時間を最適化

    40 ℃・シャワー 10 分に抑えるだけで 年間 5,000 円 以上削減可(都市ガス単価 180 円/m³ 想定)。

    2 単価が高いなら “乗り換え or 交渉”

    LP ガスは業者ごとに単価差が大きく、交渉次第で 1 m³ 当たり 100〜150 円 下げられる例も珍しくありません。

    3 給湯器更新

    15 年超の機器はエコジョーズへの交換で 年間 10 % 以上 の使用量減が見込めます。
    自治体補助金も要チェック。

    異常値が出たときの診断フロー

    1. 使用量急増の確認 ― 前月比 +50 % が目安。
    2. メーターの遮断表示を確認 ― 出ていれば復帰操作せず業者へ連絡。
    3. 機器の着火テスト ― 炎色・匂いをチェックし黄ばみや異臭があれば不完全燃焼を疑う。
    4. 調査依頼 ― 管理会社または供給会社に記録付きで報告。

    3分でできる節約シミュレーション

    シナリオ 都市ガス 8 m³ → LP ガス 6 m³

    【都市ガス】1,650 円 + 8 m³ × 180 円 = 3,090 円
    【LP  ガス】1,650 円 + 6 m³ × 450 円 = 4,350 円
    差額 = 1,260 円

    LP ガスの方が使用量は少なくても請求額は高い――熱量差による “数字のトリック” の代表例です。

    よくある質問(FAQ)

    Q1 シャワー 10 分で何 m³?

    給湯量 130 L、40 ℃設定なら加温分は約 33 % → 約 0.4 m³(都市ガス基準)。

    Q2 「平均 5 m³」は本当?

    都心ワンルームで浴槽を使わない 最少ベンチマーク。冬場や自炊ありなら 8〜12 m³ が現実的です。

    Q3 LP ガスが高いので乗り換えたい

    賃貸は貸主の承諾が必須。戸建てなら自由契約ですが、残存貸与金(給湯器などの無償貸与残額)がある場合は違約金に注意。

    Q4 ガス自由化で単価は下がる?

    都市ガスは電気とのセット割で 3〜6 % 下がる事例あり。LP ガスは自由料金だが価格交渉の余地が拡大中です。

    まとめ ― 情報 → 診断 → 解決を1ページで

    ① 平均を把握し、② 自分の数値と比べ③ 原因別に対策を講じる――この3ステップが “ガス代高い問題” を解決する近道です。

    セルフチェックと節約術を試して改善しない場合は、単価交渉やガス会社乗り換えを検討してみてください。

  • 一人暮らしのプロパンガス料金――平均額・高くなる原因・節約術・乗り換え手順まで

    一人暮らしのプロパンガス料金――平均額・高くなる原因・節約術・乗り換え手順まで

    「プロパンガス物件は高い」とよく言われます。
    しかし実際にいくらかかり、なぜ高くなり、どうすれば下げられるのかを数字と具体策まで語り切った記事は意外に少ないもの。

    季節・地域別の平均額から節約ノウハウ、管理会社やガス会社との交渉方法まで、検索者が抱えるあらゆる疑問を一気に解消します。

    目次

    1. 一人暮らしのプロパンガス料金はいくら?
    2. 高額になる三つの理由
    3. 都市ガスとの違いとトータルコスト比較
    4. 【場所別】今すぐできる節約術
    5. ガス会社・契約を見直す手順
    6. よくある質問(FAQ)
    7. まとめと無料相談のご案内

    1. 一人暮らしのプロパンガス料金はいくら?

    1‑1. 月額平均と季節変動

    全国平均では、夏3,000~3,500円・冬5,500~7,000円が目安です

    (基本料金1,800円+従量単価500円前後・使用量4~7㎥想定)。
    水温が低い冬は給湯にガスを多く使うため大きく跳ね上がります。

    季節平均使用量(㎥)平均月額(円)
    3.53,200
    春・秋4.54,000
    6.56,300

    2025年度最新版の平均使用量が知りたい方はこちらから

    1‑2. 地域差

    雪国など寒冷地は給湯負荷が高く、使用量が都市部の1.2~1.5倍になる傾向があります。

    さらに離島・山間部は配送コストが加算され単価も高めです。内陸県・関東近郊は競合が多いため比較的安価に抑えられます。

    全国LPガス平均価格について

    2. プロパンガス料金が高くなる三つの理由

    2‑1. 従量単価が構造的に高い

    プロパンは自由料金制。小売会社が競争原理で価格を決めるため、単価は都市ガスの約2.5~3倍が一般的です。
    ただし熱量が都市ガスの2倍あるため、使用量自体は半分弱で済みます。

    2‑2. 設備貸与費(残存金)が上乗せされる

    集合住宅では給湯器や配管を「無償貸与」していることが多く、その償却費が単価に含まれます。

    契約書に明記されていなくても1㎥あたり30~60円上乗せされるケースも珍しくありません。

    2‑3. 使用量が集中する給湯行動

    ガス使用の7~8割がシャワー・お風呂。浴槽を毎日満水にする/長時間シャワーを流しっぱなしにする――こうした生活習慣が料金を押し上げます。

    3. 都市ガスとの違いとトータルコスト比較

    3‑1. 熱量と単価の関係

    都市ガス(13A)は熱量11,000 kcal/m³、プロパンは24,000 kcal/m³。
    単価 都市ガス 約200円/㎥ ⇔ プロパン:約500円/㎥
    熱量換算後の実効単価は都市ガスの約2倍ですが、賃料が5,000円安い物件なら光熱費差を相殺できる場合もあります。

    3‑2. 「家賃+光熱費」で考える

    例)
    都市ガス物件(家賃6万円・ガス代月3,000円)と、プロパン物件(家賃5.4万円・ガス代月5,500円)では年間総支出がほぼ同じ。

    選定時は「家賃差 × 12 か月 / ガス代差」で損益分岐を試算すると判断しやすくなります。

    4. 【場所別】一人暮らしでできる節約術

    4‑1. 浴室

    ・シャワーは1分短縮で約10円削減。5分減で月1,500円近い節約。
    ・浴槽は湯量を10 ℓ減らすと約15円節約。追い焚きより「入浴直前給湯」が安価。

    4‑2. キッチン

    少量湯沸かしは電気ケトルが効率的。1 ℓあたりガス火の半分以下のコストで沸かせます。

    4‑3. 給湯器・設備

    ・給湯温度設定を42→40 ℃に下げるだけで年間2,000円程度削減。
    ・築古物件なら節水シャワーヘッド(流量1/2)に交換するだけで即効性大。

    5. ガス会社・契約を見直す手順

    5‑1. 管理会社・大家への相談ポイント

    (1) 検針票で基本料金と従量単価を確認
    (2) 周辺平均(全国適正価格:基本1,800円前後・従量450~550円)と比較し、差額を提示
    (3) 設備貸与の残存年数を質問し、負担が終わった時期でも単価が据え置きなら減額交渉

    5‑2. 切替えフロー

    1. 複数社から見積取得(単価・設備費用・保安体制を比較)
    2. 管理会社/大家に「残存金精算を含めた総額提案」として提示
    3. 承諾後、委任状を交わし開栓立ち会い→切替え完了(半日程度)

    ※集合住宅で一括契約の場合はオーナーの同意が前提。
    ※個人契約なら入替工事費は原則無料(新会社負担)が多い。

    6. よくある質問(FAQ)

    Q1 シャワーのみなら安くなる?

    月3~4㎥、3,500~4,500円が目安。長時間使用や高温設定だと冬は6,000円超も珍しくありません。

    Q2 開栓時の「預り金」1~2万円はどこでも必要?

    賃貸で保証会社を利用しない場合に求められるケースがあります。解約時に全額返金されるのが原則。

    Q3  冬に1万円超は普通?

    使用量8㎥以上なら十分に起こり得ます。単価が550円を超える場合は会社見直しで削減余地が大きいです。

    7. まとめと無料相談のご案内

    一人暮らしのプロパンガス料金は「単価 × 使用量」+ 設備費で決まり、行動と契約の両面を見直せば大きく下げることが可能です。
    「検針票を見ても適正か分からない」「管理会社との交渉が不安」という方は、
    一般社団法人プロパンガス料金適正化協会の無料診断をご利用ください。
    LINE相談なら写真を送るだけで、適正単価と交渉シナリオをお伝えします。

    自動料金診断を受ける

    この記事が光熱費の不安を解消し、快適な一人暮らしの一助になれば幸いです。

  • LNG(液化天然ガス)とは?採掘・輸送・仕組み・用途・メリットから日本の状況と将来の役割まで!

    LNG(液化天然ガス)とは?採掘・輸送・仕組み・用途・メリットから日本の状況と将来の役割まで!

    LNG(液化天然ガス)は、近年エネルギー分野で注目を集める燃料の一つです。

    【結論】LNGとは、天然ガスを液化した燃料です。

    Liquefied Natural Gas(液化天然ガス)の略です。

    それでは天然ガスとは?

    天然ガスの主成分=メタン(CH₄)になります。※採掘できる天然ガスの内90%がメタン。その後、不純物(CO₂や硫黄分、水分など)を取り除き、約-162℃まで冷却して液体にします。

    ガス田とは、地下に天然ガスがたまっていて採掘できる場所のことです。

    液化によって体積が大幅に減るため、専用のLNGタンカー(大型輸送船)やタンクローリーで世界中に輸送できます。

    専用のLNGタンカー(大型輸送船)▼


    タンクローリー▼

    LNGの輸送の流れ(ざっくり)

    海外の液化基地
    天然ガスを-162℃に冷やして液体(LNG)にする


    LNGタンカーで日本へ運ぶ
    超低温を保ったまま、専用のLNG船(タンカー)で海上輸送


    受入基地(陸上設備)に到着
    港にある「LNG受入基地」で荷下ろし。ここでいったん巨大な断熱タンクに保管される。


    ④ 【2パターンの流れに分かれる】

    🔹パイプライン供給(都市ガス会社や火力発電所向け)
     → LNGを再ガス化(気体に戻す)して、配管で各地へ送る。

    🔸タンクローリー輸送(LNGのまま液体で運ぶ)
     → LNGをそのままタンクローリーに詰めて、ガスステーションや工場などに配送。

    輸入先では、液体のLNGを受入基地の設備で再び気体に戻し(気化し)、パイプラインを通じて各地に供給します。

    このようにLNGは、遠隔地のガス資源をも効率よく運ぶことを可能にしたエネルギーなのです。

    LNGは輸入基地で再ガス化され、このようなタンクを通じて各家庭や工場へ都市ガスとして供給される。
    しかし、日本では消費する天然ガスのほとんどを海外からのLNG輸入に依存しているのが現状です。

    LNGの主成分はメタンであり、無色無臭の液体です。

    (ただし漏洩時に備え、都市ガス用途では着臭剤を加えることがあります)。
    液体状態では燃えませんが、気化させ空気と混合すると可燃性を持ちます。

    LNGの主な使用用途と役割

    LNGはクリーンかつ高効率なエネルギー源として、さまざまな分野で利用されています。

    特に次のような用途で重要な役割を果たしています。

    LNG使用用途・役割①火力発電

    火力発電とは、石炭や石油、天然ガスなどの燃料を燃やして発生する熱エネルギーを電力に変換する発電方法です

    発電所の燃料として大量に使用されます。

    天然ガスを燃焼するガスタービン発電(LNG火力発電)は、石炭火力よりもCO₂排出が少なく、調整運転のしやすさから電力の需要変動に対応する電源として重宝されています。

    日本では天然ガス消費の約6割が発電用途となっており、原子力発電所の停止後は電力供給の柱となりました。

    エネるん

    つまり、天然ガスの輸入価格が上がると、電気料金も上がりやすいのはここが原因ってことですね!

    発電コストが上がると、電気料金に転嫁される…!

    ただしプロパンガスはまた違う燃料なので注意。

    LNG(都市ガス・火力発電)**と
    🔸 LPG(プロパンガス)は
    → まったく別のルート・価格体系
    です。

    だから「電気代が上がっても、プロパンガスも一緒に上がる」は基本的に誤解です。

    LNG使用用途・役割②都市ガス

    LNGは各地のガス会社によって家庭や業務用の都市ガス(家庭用ガス)として供給されています。

    受入基地で気化した天然ガスは家庭や商業施設の調理・給湯・暖房に利用され、クリーンで使いやすい生活インフラを支えています。

    日本では天然ガス消費の約3割が都市ガス向けで​、日常生活に欠かせないエネルギーです。

    LNG使用用途・役割③産業用途

    工場など産業分野でもボイラーや加熱炉の燃料としてLNG由来の天然ガスが利用されています。

    石油代替の燃料として導入が進み、製造プロセスの熱源や工業炉の燃料に使用されます。

    また、一部ではLNGを燃料とする車両・船舶(LNG燃料船や天然ガス自動車)も登場し、運輸分野での活用も広がりつつあります。

    これらの用途を通じて、LNGは発電から家庭まで幅広いエネルギー供給に関与しています。

    特に大量供給が可能なことから、大規模需要(発電所や大工場)に適しつつ、クリーンな都市ガスとして地域の生活も支える柔軟性を持ったエネルギーと言えます。

    LNGのメリット(長所)

    LNGが注目されるのは、多くのメリット(長所)を持っているためです。

    主なメリットを順に見てみましょう。

    • 環境にやさしいクリーンエネルギー
      LNGは石炭や石油に比べて燃焼時のCO₂排出量が約30~40%少なく、硫黄酸化物(SOx)はほとんど排出しません​。また窒素酸化物(NOx)の排出も少なく、燃焼後に有害な煤(すす)や灰もほとんど残らないため、大気汚染や廃棄物の面でも優れています。こうした特性から、環境負荷の低減に貢献するクリーンなエネルギーとして評価されています。
    • 安定供給とエネルギー安全保障への寄与
      LNGは液体燃料としてタンカーで世界中から調達できるため、特定の産油国への依存度を下げエネルギー供給源の多様化に役立ちます。実際、日本はLNGをオーストラリア、マレーシア、カタール、ロシア、アメリカなど幅広い国から輸入しており、中東への偏重度が石油より低く抑えられています。供給元の分散により地政学リスクを相対的に低減できる点は、エネルギー安全保障上の大きなメリットです。また近年は液化技術や輸送効率の向上でコスト面でも競争力が高まり、発電燃料や工業燃料として経済的に利用しやすくなっています​。
    • 高いエネルギー効率
      天然ガスは発熱量が高く、発電所ではガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル発電により高効率発電が可能です。少ない燃料で大きなエネルギーを得られるため、省エネにもつながります。また家庭や業務用の燃料としても熱効率に優れ、エネルギー利用の最適化に寄与します。

    これらのメリットにより、LNGは環境負荷の低減と安定供給を両立できるエネルギー源として位置付けられています。クリーンエネルギー志向の中で、多くの企業や国がLNGを積極的に採用しているのはこのためです。

    LNGのデメリット(短所・課題)

    一方で、LNGにも留意すべきデメリットや課題があります。メリットと合わせて理解しておきましょう。

    • 温室効果ガス排出の課題
      LNGは他の化石燃料よりCO₂排出が少ないとはいえ、燃焼すればCO₂を排出する化石燃料であり、排出量がゼロにはなりません​。また主成分メタンは強力な温室効果ガスで、産出・輸送過程で漏洩するとCO₂の25倍以上の地球温暖化効果を持つため、気候変動への影響が懸念されます​。厳重な管理で漏洩リスクを減らす努力が求められます。
    • 輸送・貯蔵に特殊な設備と高コストが必要
      LNGは超低温(-162℃)での取り扱いが必要なため、液体を保持するための冷却設備や断熱タンクなど高度な技術インフラが不可欠です​。
      そのため初期投資が大きく、設備の維持にもコストがかかります。また、低温を保てなくなると液体が気化してしまうため、常に冷却管理が必要です。これら技術的ハードルが導入の障壁となる場合があります。
    • 価格変動や地政学リスク
      LNGは国際市場で取引されるエネルギーで、多くを輸入に頼る国では価格変動のリスクがあります​。供給国の情勢不安や資源ナショナリズム、紛争などにより価格高騰や供給途絶が起こる可能性は否めません​。実際、2022年にはロシア・ウクライナ危機に端を発した欧州の需要急増でアジア向けスポット価格が高騰し、日本の調達にも影響が及びました。こうした世界情勢による不透明さはLNG利用のリスク要因です。
    • インフラ整備の必要性
      LNGを利用するには受入基地(気化設備)、専用タンカー船、貯蔵タンク、ガス配管網など大規模なインフラが必要です​。整備には時間と費用がかかるため、新興国やインフラ未整備の地域ではLNG導入のハードルが高くなります。インフラが未発達な地域で普及を進めるには、政府や企業による追加投資と長期的な計画が欠かせません​。

    以上のように、LNGは有望なエネルギー源である反面、気候変動への対応やインフラ・コスト面で克服すべき課題も抱えています。メリット・デメリットを正しく理解し、他エネルギーもうまく組み合わせることが重要です。

    LNGと他のエネルギーとの違い(LPGなどとの比較)

    LNGとよく比較されるエネルギーに**LPG(液化石油ガス)**があります。名前が似ていますが、中身や用途には違いがあります。ここではLPGを中心に、他のエネルギーとの違いを見てみましょう。

    • 成分と液化方法の違い
      LNGがメタン主体の天然ガス由来であるのに対し、LPGは主にプロパン(C₃H₈)やブタン(C₄H₁₀)など石油精製由来のガスが主成分です。LNGは約-162℃という極低温まで冷やさないと液体になりませんが、LPGはプロパンなら約-42℃程度で液化するため、常温でも圧力をかければ容易に液体にでき扱いやすいという違いがあります。
    • エネルギー密度と貯蔵性
      一般にLPGの方が体積当たりのエネルギー密度が高く、小型ボンベなどに詰めて運ぶことができます。LNGは冷却・断熱設備が必要な大型タンクでの貯蔵が基本で、大量輸送に適します。つまりLNGは大規模貯蔵・大量輸送向き、LPGはボンベ等による小口輸送・貯蔵がしやすいという差があります。
    • 主な用途の違い
      LNGは主に大規模な需要に応えるエネルギーで、発電所や大工場向けの燃料として用いられます。一方LPGは家庭用や業務用の燃料(コンロや給湯、暖房用のボンベガス)や、自動車燃料(タクシーのプロパン車など)として小規模分散利用に広く普及しています​。このように需要規模に応じて適した使われ方が異なります。
    • 環境性の違い
      環境面ではLNGもLPGも石炭・石油よりクリーンな燃料で、CO₂や大気汚染物質の排出が抑えられます。厳密にはLNGの方が単位エネルギーあたりのCO₂排出量がやや少なく環境負荷が低いとされますが、両者ともクリーンエネルギーとして位置付けられています。

    以上がLPGとの主な違いです。

    その他、石炭や石油など固体・液体の化石燃料と比べても、LNGは燃焼時の環境負荷が低いことが特徴でした(この点は前述のメリットで触れました)。

    一方、再生可能エネルギー(太陽光・風力など)とは、燃焼に伴うCO₂排出があるかないかという根本的な違いがあります。LNGはあくまで化石燃料ではありますが、後述するように再生可能エネルギーへの移行期におけるブリッジ(橋渡し)的な役割が期待されています。

    日本におけるLNGの供給状況とエネルギー政策

    日本はエネルギー資源の大部分を海外に依存している国であり、LNGもその例外ではありません。

    日本国内で消費される天然ガスの*ほぼ全量(約98%)*は、海外からLNGとして輸入されています。

    参照:経済産業省エネルギー庁

    国産の天然ガス生産は新潟県や北海道など一部で行われていますが規模は小さく、国内需要を満たすには輸入LNGに頼らざるを得ないのが現状です。

    主要なLNGの輸入相手国について

    主要なLNGの輸入相手国は、多い順にオーストラリア、マレーシア、カタール、ロシア、アメリカ合衆国、インドネシアなどです。

    特にオーストラリアは日本向け供給を急増させており、2021年度には日本のLNG輸入量の約38%を占め最大の供給国となりました​。

    中東からの輸入は全体の15%前後(カタールやアブダビなど)で、石油に比べると中東依存度が低い点が特徴です。このような輸入先の分散は、日本がLNGを安定調達する上で大きな強みとなっています。

    エネルギー政策

    日本政府もLNGの安定供給をエネルギー政策の重要課題と位置付けています。
    例えばエネルギー基本計画では、エネルギー安全保障の観点からLNG調達先の多角化や国内受入・貯蔵インフラの整備が掲げられています。政府やJOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)を通じて、海外ガス田開発への資本参加や長期契約の支援、非常時の在庫確保などが進められています。また、日本企業は産ガス国との官民協力(LNG産消会議の開催など)によって国際的なLNG市場の安定化にも貢献しています。

    近年の情勢としては、世界的なLNG需給の変動が日本にも影響を及ぼしています。
    2011年の東日本大震災以降、日本では原子力発電の代替としてLNG火力発電の需要が急増し、LNG輸入量が一時的に大幅増加しました。その後、省エネや再エネ導入拡大で需要は伸び悩みましたが、2022年には欧州のロシア産ガス供給停止に伴うLNG需要の急増で国際価格が高騰し、日本のエネルギー調達コストが上昇する事態も起きました。さらにロシア産LNG(サハリンプロジェクト)の継続確保問題など、地政学リスクへの対応も迫られました。このように国際情勢の変化は日本のLNG調達に直接影響するため、エネルギー安全保障上の備えがますます重要となっています。

    脱炭素社会に向けたLNGの役割(橋渡しエネルギーとして)

    カーボンニュートラル(脱炭素社会)を目指す中で、LNGは「橋渡しエネルギー(ブリッジ燃料)」として重要な役割を期待されています。再生可能エネルギーへの移行を進める過程で、石炭や石油など高炭素な燃料からLNGへ切り替えることで排出削減を図りつつ、エネルギーの安定供給を維持するというアプローチです。実際、天然ガス(LNG)は化石燃料の中で最もCO₂排出が少なく、再生可能エネルギーの出力変動を調整する電源(バックアップ電源)として引き続き重要な位置付けにあります。また、LNGは将来の水素エネルギー社会への繋ぎとして、水素やアンモニアの製造原料にもなり得るため、エネルギートランジションを支える燃料と言えます。

    ただし、長期的にはLNGもCO₂を排出するため、真の脱炭素を実現するにはさらに踏み込んだ対策が必要です。そこで近年登場したのがカーボンニュートラルLNGという概念です。これはLNGの生産・輸送・消費の各過程で出るCO₂を、植林や他のクリーンプロジェクトでオフセット(相殺)することで実質的に排出ゼロを目指す取り組みです。カーボンニュートラルLNGは供給量が限られコスト高ではありますが、企業の温室効果ガス排出削減目標を達成する手段として導入が始まっています​。

    今後、再生可能エネルギーのさらなる拡大や蓄電技術の進歩により、発電や熱利用に占める化石燃料の割合は徐々に減っていくと見込まれます。その過程で、LNGは当面の間クリーンな橋渡し燃料として電力・ガス供給を支え、エネルギー移行を下支えする重要な役割を果たすでしょう​。同時に、LNG利用自体もより環境負荷を低減する方向(CO₂回収・貯留技術の活用や、バイオガス由来LNGの活用など)へ革新が求められています。脱炭素社会に向けて、LNGは「無くすべき古い燃料」ではなく、「移行期を支える賢い活用」が鍵となるエネルギーなのです。

    まとめ

    LNG(液化天然ガス)は、天然ガスを液化した高効率でクリーンなエネルギーです。その仕組みと特性を理解するとともに、火力発電や都市ガスなど幅広い用途で現代社会を支えていることがわかります。環境性能や供給安定性といったメリットがある一方、温室効果ガス排出やインフラコストなどの課題も抱えています。他のエネルギーとの違いを踏まえて上手に位置付けることが重要です。

    日本ではLNGがエネルギー需給の要となっており、安定供給と脱炭素の両面で戦略的な活用が図られています。今後、再生可能エネルギーシフトが進んでも、移行期における橋渡しエネルギーとしてLNGの果たす役割は大きいでしょう。LNGについて基礎から整理することで、エネルギー問題や脱炭素社会への道筋を理解する一助になれば幸いです。

  • 都市ガスの発熱量とは?種類・比較・CO₂排出量を算定する式まで紹介!

    都市ガスの発熱量とは?種類・比較・CO₂排出量を算定する式まで紹介!

    この記事では、都市ガスの発熱量や特徴を中心に、プロパンガス(LPガス)との比較やガス機器の使用上の注意点、CO₂排出係数などを分かりやすく解説します。

    目次

    1. 都市ガスとは?
    2. 都市ガスの種類(12A・13Aなど)
    3. 都市ガスの発熱量
    4. 都市ガスの主な成分とCO₂排出係数
    5. プロパンガス(LPガス)との比較
    6. ガス機器を使用する際の注意点
    7. まとめ

    都市ガスとは?

    都市ガスは、主に天然ガスを原料とし、パイプライン(ガス管)を通して各家庭や事業所に供給されるガスです。日本国内では、次のような流れで供給されています。

    • **LNG(液化天然ガス)**を輸入する
    • 受入基地で気化してガス管に流す
    • 各地域のガス事業者による精製・加臭・圧力調整を経て、一般家庭や事業所に供給

    都市ガスは、二酸化炭素排出量が比較的少ないクリーンなエネルギーとされ、世界的にも需要が高まっています。


    都市ガスの種類(12A・13Aなど)

    日本では、都市ガスには複数の種類が存在します。地域やガス事業者によって微妙に組成や熱量が異なるため、ガス種コードが設定されています。代表的なものには12A13Aがあり、多くの地域では13Aが主流です。

    • 12A
      主に関西の一部地域などで使用例がありましたが、現在はほとんどが13Aに移行。
    • 13A
      全国的にもっとも普及している都市ガスの種類。熱量が比較的高く安定している。

    数字の意味
    もともとの化学性状に由来する区分で、燃焼速度などを考慮して定められています。

    アルファベットの意味
    “A”は、家庭用ガス機器などで使用する空気比(ガスと空気の混合比)などの区分。
    地域によってガス器具が微妙に異なるのは、このガス種コードに応じた燃焼仕様が違うためです。


    都市ガスの発熱量

    ガスの“発熱量”とは、燃焼時に放出されるエネルギーの大きさを指します。
    都市ガスは1m³あたりで計算されることが多く、次のような値が標準とされています。

    • 13A都市ガスの標準熱量(例)
      1m³あたり 45MJ(メガジュール)
      (約10,700kcal)

    実際には、ガス事業者や地域によって若干のばらつきがあります。東京ガスや大阪ガス、北海道ガスなどでも公表されており、おおむね40~46MJ/m³前後の範囲が一般的です。

    発熱量が高いほど何が変わる?

    都市ガス同士での差はそれほど大きくありませんが、発熱量が高いほど少ない体積のガスで同じ熱量を得られることを意味します。

    ただし、料金は熱量だけで決まるわけではなく、地域や基本料金体系などによって異なる点に注意が必要です。


    都市ガスの主な成分とCO₂排出係数

    都市ガスの成分

    都市ガスの主要成分は**メタン(CH₄)**で、ガス事業者の公式サイトなどでは、以下のような組成例が公表されています。

    • メタン(CH₄) 約90%
    • エタン・プロパンなど 数%
    • 不活性ガス(窒素、二酸化炭素 など) 数%

    これらの混合比により、微妙に熱量や燃焼性状が変化します。

    CO₂排出係数

    都市ガスを燃焼した際に排出される二酸化炭素量を示す指標がCO₂排出係数です。省エネ法の定期報告書や環境報告などで必要になることがあり、ガス事業者が公表しています。

    • CO₂排出係数(例)
      約2.29 kg-CO₂/m³(0℃、1気圧換算)
      ※地域・ガス事業者によって若干の違いがあります。

    ガス利用によるCO₂排出量を算定するときには、

    CO₂排出量(kg-CO₂)=使用した都市ガス量(m³) × CO₂排出係数(kg-CO₂/m³)
    といった式が用いられます。


    プロパンガス(LPガス)との比較

    都市ガスとプロパンガスはともに「ガス燃料」ですが、以下のような違いがあります。

    項目都市ガス(13A)プロパンガス(LPガス)
    発熱量約45MJ/m³約92MJ/m³(1m³あたり)
    ※プロパンガスは液化しボンベ供給
    料金地域や契約プランにより変動事業者ごとに設定。
    公共料金ではなく自由料金
    供給方法ガス管を通じて供給各家庭・事業所にガスボンベを配送
    導入コストガス管が敷設されていれば比較的安価ボンベの設置・配管工事費など
    災害時の復旧ガス管が損傷すると復旧に時間がかかる個別供給のため、ボンベがあれば火力は確保しやすい場合も
    • 発熱量の違い
      プロパンガスは体積あたりの熱量が都市ガスよりも高いですが、1m³あたりの料金単価も異なるため、実際に「どちらが安いか」は地域や契約条件次第です。
    • 災害時の対応
      都市ガスはガス管が被害を受けると供給停止が広範囲に及びます。プロパンはボンベそのものがあれば使える一方、置き場所や耐久性にも注意が必要です。

    ガス機器を使用する際の注意点

    1. ガス種コードを確認する

    ガス機器は対応するガスの種類(12A、13A、LPガスなど)が明確に決められています。ガス種が異なる機器を使うと燃焼不良や事故の原因になるため、必ず適合した機器を使用してください。

    • ガス種の確認方法
      • ガス機器本体のラベルや取扱説明書に「13A専用」「LPガス専用」「12A・13A兼用」などの表記あり
      • ガス会社のサイトや購入時のカタログを参照

    2. 点火不良や異臭に注意

    • ガス漏れを疑う場合は元栓を閉めて速やかに換気し、ガス会社に連絡しましょう。
    • ガスコンロは定期的に掃除し、バーナー部分に汚れや詰まりがないようにすると安全かつ効率良く燃焼します。

    3. 引っ越し時のガス開栓手続き

    • 引っ越しやリフォームなどでガス種が変わる地域に移動する場合、既存のガス機器が使用できるか事前に確認しましょう。
    • 必要に応じてバーナー部分の交換や買い替えが必要になる場合もあります。

    まとめ

    都市ガスは、クリーンで扱いやすいエネルギーとして広く普及しています。

    発熱量は1m³あたり約45MJ程度(13Aの場合)が標準的ですが、地域やガス事業者によって若干の差があります。プロパンガス(LPガス)とは熱量や料金体系、供給方法などが大きく異なるため、比較・検討する際は単純な熱量だけでなく、料金設定やライフスタイル、災害時のリスクなどを総合的に見極めることが大切です。

    また、ガス機器の適合性を誤ると燃焼不良や事故につながる可能性があります。必ずガス種に合った機器を使用し、安全に配慮しましょう。

    CO₂排出係数に関しては、企業や施設などで省エネ法報告書を作成する際に重要になるので、ガス会社が公表している数値を参考にしてみてください。

    都市ガスの利用を見直すポイント

    • 使用量や契約プランの確認
      新しい料金プランや自由化が進むことでお得になる場合もある
    • ガス機器の交換時期
      省エネ性が高い機器への交換でコスト削減やCO₂排出量の削減が可能
    • プロパンガスとの比較検討
      地域のインフラ状況や供給方法の違いを把握してから選択する

    都市ガスに関する基礎知識を押さえて、安心・安全なガスライフをお送りください。
    もし不明点や疑問があれば、各地域のガス事業者や専門家に相談するのがおすすめです。