年間使用量が電気 4,000 kWh/ガス 300 m³を超える世帯ならオール電化が有利。
LPガス地域は都市ガス・オール電化への乗り換えで最大年間 5〜8 万円削減余地がある。
結論(先に知りたい人向け)
ランニングコスト 比較(月額めやす) | 単身 | 2人 | 3人 | 4人 |
---|---|---|---|---|
オール電化 (深夜割プラン+エコキュート) | 6,200円 | 9,800円 | 12,000円 | 13,000円 |
都市ガス+電気併用 | 7,300円 | 11,200円 | 12,900円 | 13,200円 |
LPガス+電気併用 | 9,600円 | 14,800円 | 17,200円 | 18,400円 |
1. 電気代・ガス代の平均値(2024家計調査ベース)
世帯人数別・月平均
- 電気代
単身 6,756円/2人 10,878円/3人 12,651円/4人 12,805円 idemitsuでんき - 都市ガス代(東京ガスモデル)
0–20 m³帯=基本759円+従量 221.83円/m³(2025年6月検針分)東邦ガス - LPガス代(全国平均10 m³帯)
関東 8,548円/東北 10,100円(基本料込み、2025年3月速報)oil-info.ieej.or.jp
※都市ガスは燃料費調整で毎月変動、LPガスは地域・販売店差が大きい点に注意。
2. 初期費用・機器寿命を比べよう
項目 | IH+エコキュート | ガスコンロ+エコジョーズ |
---|---|---|
設置費(目安) | 90–130万円 | 40–70万円 |
期待寿命 | 15年 | 10年 |
補助金 | 高性能給湯器補助:最大15万円 | 年度により3–5万円 |
メンテコスト | ★(少) | ★★ |
エネるん
乗り換え判断のコツは、設備償却+光熱費10年分の「総額」で比較することです!
3. ライフスタイル別おすすめ早見表
ライフスタイル | ベスト選択肢 | 理由 |
---|---|---|
日中不在が多い共働き | 都市ガス+電気併用 | 昼間に高い電気を使わずガス給湯で効率的 |
在宅ワーク中心 | オール電化+太陽光 | 昼間電力を自家消費してコスト圧縮 |
LPガス地域で家族4人 | オール電化 or 都市ガス導管区域へ変更 | LPガス単価が高い分、年間差額が最も大きい |
高齢者・停電リスクを避けたい | 都市ガス併用 | 停電時でもガス器具が使える安全面 |
4. あなた専用!料金シミュレーター
あなた専用!料金シミュレーター
※使用量(kWh・m³)を入力すると、オール電化/都市ガス/LPガス3パターンの年間総額を表示。
5. 節約Tips & 乗り換えステップ
▼ 今すぐできる節約ワザ10
- 契約アンペアを見直す
- エコキュートの沸き上げ時間を深夜帯に固定
- LPガスは複数社見積りで単価交渉
- 都市ガス+電気のセット割を適用
- 調理はIH・電子レンジを併用してピークカット
- 暖房はエアコン+サーキュレーターで循環効率UP
- シャワーヘッドを節水型に交換
- 給湯配管に断熱材を巻く
- 省エネ家電(統一省エネラベル★4以上)へ更新
- 太陽光+蓄電池導入時は自治体補助も確認
乗り換え手順(共通フロー)
- 現契約の確認→請求書で単価・基本料を記録
- 診断→上記シミュレーターで最安プランを把握
- 見積取得→電力5社/ガス3社を比較(LPは2社以上必須)
- 申し込み→オンライン完結が最短(切替え2週間〜1ヶ月)
- 初回請求チェック→割引・ポイント反映を確認
6. よくある質問
Q. お湯を沸かすのはガスと電気どっちが安い?
→ 都市ガス>夜間電気>LPガスの順で安い。電気は時間帯単価に注意。
石油情報センター
Q. 停電や災害時は?
→ 電気だけだと給湯・調理が全停止。ガス併用ならレジリエンス◎だが、都市ガスも地震で供給停止の可能性。
まとめ
- 電気代・ガス代は世帯規模と地域単価で逆転する
- LPガス地域は乗り換え効果が大きい(年間5万円超可)
- 10年以上の“総コスト”+リスク許容度で選ぶのが正解
光熱費を最小化したいなら、まずは現在の単価を把握→シミュレーション→複数見積り。
この記事と診断ツールを活用して、ムダな支出を今日から削減しよう!